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震災復興支援で「For the People」を再確認
2011年3月11日に起こった東日本大震災発生後、当社グループでは生活インフラ産業としての使命を果たすべく、店舗の営業継続や早期復旧に全力を注いできました。同時に、被災地復興支援として炊き出しや義援金募金などの活動に取り組んでまいりました。また、電力供給不足に対応する節電対策についても全社を挙げて取り組んでいます。
こうした活動はまさに、グループ経営理念「For the People〜すべては人々のために〜」の実践そのものであると、全従業員が改めて実感することができました。当社グループでは引き続き、被災地復興支援をはじめ、地球環境保護や地域貢献活動などを行い、企業市民として社会に貢献していきます。
市場の変化に適応する、新しいビジネスモデルの確立へ
世界的な経済混乱を背景に、日本経済も低迷しています。外食業界においても、市場規模の縮小に加え、低価格競争が一層激化するなど、厳しい経営環境が続いています。特にここ数年は、お客様のニーズも社会の常識も大きく変化する過渡期に差し掛かっていると感じています。これまでの延長線上のビジネスモデルでは通用しない時期に来ているのです。
このような状況のなか、当社グループは、グループ各社の持つコンテンツそのものを一度リセットして、改めてブランド価値を構築するというスタンスで、さまざまな活動に取り組んでいます。
主力である国内の吉野家においては、「吉野家のプレゼンスの向上」をテーマに、私たちの大切にする価値観「うまい、やすい、はやい」の原点を意識しながら、商品やサービスなどあらゆる面でのクオリティアップに力を注いでいます。
京樽、どん、はなまる、ピーターパンコモコでも同様に、商品・サービスの価値を高め、それぞれの事業が持つ強みをさらに強化することに努めています。そしてまず吉野家を含むグループ各社の事業を充実させたうえで、今後の成長に向けたプランを実践していきます。
これらの成長戦略を支えるための基盤づくりも同時に進めています。グループの食材調達や物流、物件開発、店舗の建設管理、資機材調達などの機能を一元化するとともに、グループ間接業務の統合を進めることで、さらなる業務効率の向上やコスト改善を実現できる体制づくりに努めています。
海外出店を加速し、グローバルブランドの確立へ
国内は厳しい環境が続いていますが、世界を見れば状況は異なります。特に中国を中心とするアジアでは、経済発展に伴って外食市場も急速に成長しています。当社グループでは、吉野家を中心に各社が出店を拡大し、このチャンスを確実にとらえていきたいと考えています。
例えば中国では、これまで北京や上海、深
などで吉野家の店舗を増やしてきました。ここで得たノウハウをベースに、既存地域でのさらなる出店拡大と未展開地域への進出を図ります。他のグループ会社でも、はなまるが中国・上海などに出店、どんも台湾に出店するなど、海外展開に力を入れています。
今後も海外展開を強力に推し進め、将来的にはグローバルで展開する企業グループとしての地位を確立したいと考えています。
「不可能領域」へ挑戦し、圧倒的な成長を果たす
当社グループでは、2015年度末までに達成する目標数値として「国内外店舗数合計4,500店舗、連結売上高2,500億円、連結営業利益200億円、連結営業利益率8%、連結営業利益における海外比率20%以上」を掲げています。
この目標は非常に高いハードルであり、達成は「不可能領域」であるように見えるかもしれません。しかし、あえて高いハードルを設定し、強く意識することで、どんな難しい課題も試行錯誤しながらクリアしていこうという意欲が生まれます。そのことが、不可能を可能にする原動力となると考えています。
大きな変化を遂げようとしている吉野家ホールディングスグループに今後ともご期待ください。

株式会社吉野家ホールディングス
代表取締役社長 安部修仁
