株主・投資家との対話
中間株主通信
当社は、持続的な成長と中長期的な企業価値向上のため株主の皆さまと積極的な対話を行い、株主の皆様のご意見やご要望を経営に反映させていくことが重要と認識しています。株主様との対話の一環として、中間株主通信を株主の皆様へお送りしました。
2026年2月期中間株主通信
財務ハイライト
吉野家
「牛玉スタミナまぜそば」、「牛たん麦とろ御膳」、「厚切り豚角煮定食」がヒット
当期は期間限定の高付加価値商品により、顧客層と利用機会を拡大しました。「牛玉スタミナまぜそば」は吉野家初の麺商品として話題となり、新規のお客様を含め幅広くご愛顧いただきました。また、「牛たん麦とろ御膳」や「厚切り豚角煮定食」は、厚切り牛たんや塊角煮を存分に楽しめる商品として、男性のお客様を中心に高い需要を得ました。
介護食「吉野家のやさしいごはん®」より、新商品「牛おかゆ」を販売開始
10月より、吉野家公式通販ショップやドラッグストアなどで、ユニバーサルデザインフード規格に対応した新商品「牛おかゆ」の販売を開始しました。お客様目線で商品を開発することにこだわった、調理の手間なくそのまま召し上がれる常温商品です。高齢化が進む中、今後も在宅介護の負担軽減につながる商品開発に努めてまいります。
はなまる
創業25周年「おいでまい!さぬきプロジェクト」を展開中
創業の地である香川県と共に歩んでいきたいという思いから、1月に発祥の地・香川県高松市に本社を移転するとともに、「おいでまい!さぬきプロジェクト」を始動。地元の公共交通機関とのコラボレーションや、香川県産小麦粉「さぬきの夢」を配合したうどんを提供するほか、香川県の直営5店舗を1店舗ごとに異なるコンセプトのうどん店に刷新。讃岐うどんの多様性を体現しつつ、地域とのつながりを深めています。
ブラッシュアップした夏季限定「冷やし担々」が好評
例年人気の「冷やし担々」にピーナッツをトッピングし、軽快な食感と香ばしい風味を追加しました。また、「白ごま担々」、「温玉担々」、「豚しゃぶ担々」の3種類を展開し、食材の組み合わせや食感に工夫を凝らすことで、厳しい暑さでも食欲を引き立てる冷たい麺の夏季限定商品として不動の人気を獲得しました。販売実績も好調で、話題性と売上向上に寄与しています。
海外
吉野家シンガポールの商品がHealthier Choice Symbol(HCS)認証を取得
シンガポール政府保健省健康増進局より、牛丼をはじめとした商品が、低カロリー商品としてHCS認証を取得しました。この認証を取得した商品は、健康意識の高い現地のお客様にとって、より安心して選択しやすいものとなります。また、吉野家シンガポールは、2024年末に「ハラル認証」も取得しており、イスラム圏を含む現地マーケットの拡大に努めています。
アジア地域を対象とした実技大会「アジアカップ」を開催
吉野家ホールディングスは、昨年、アジア地域を対象とした実技大会「アジアカップ」を香港にて初開催。今年は、台湾、シンガポール、フィリピン、インドネシア、モンゴルの代表が東京・有楽町店に集い、牛丼の煮肉や盛り付けなどの技術を競い合いました。「吉野家」のこだわりを尽くした牛丼のうまさは世界共通です。技術の研鑽と継承を通じ、海外店舗でも安定した品質とブランド価値の維持・向上を図ります。
ラーメン
京都発ラーメンを展開するキラメキノ未来、社会貢献と市場拡大を両立
今年1月にグループ入りしたキラメキノ未来は、社会問題となっている放置竹林の活用を目指す「京都産メンマプロジェクト2025」を実施。放置竹林から国産メンマを製造・提供し、ラーメンを通じた社会貢献に取り組んでいます。今年8月には、大阪市へ鶏白湯らーめんと台湾まぜそばを看板商品とした「キラメキノトリ」を初出店させるなど、事業拡大とともに社会貢献活動にも積極的に取り組んでいます。
広島発祥のウィズリンクによる丸鶏醤油ラーメン「とりのすけ」九州へ出店
丸鶏醤油ラーメンの独自の香り・とろみ・コクが武器の広島発祥「とりのすけ」が、今年4月に熊本県で新規店舗をオープンしました。さらに、11月には熊本県内に2号店を開店予定です。中国エリア中心の展開から九州への拡大は、国内市場の裾野拡大とブランド認知向上に寄与します。ウィズリンクは、フランチャイズオーナーによる出店を進め、直営・フランチャイズ双方で国内外の事業拡大を加速させ、持続的な成長を目指します。