トップメッセージ(株主・投資家の皆さまへ)
株主・投資家の皆様におかれましては、平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
このたび、2025年5月27日付で代表取締役社長に就任いたしました成瀨哲也、代表取締役副社長に就任いたしました小澤典裕でございます。私たちは、経営理念「For the People ~すべては人々のために~」のもと、人から人へ「食」をお届けする価値提供への想いを受け継ぎ、この10年間掲げてきた「飲食業の再定義」をさらに推し進めながら、次の成長ステージへ飛躍していきます。
当社は、2025年度から2029年度までの5ヵ年を期間とする中期経営計画を策定しました。『変身』と『成長』をテーマに掲げた本計画は、当社の創業精神を大切にしながらも今までの延長線上ではなく、挑戦し変わり続けることにより実現してまいります。経営指標として、2029年度における「売上高3,000億円」「営業利益150億円」を目指し、「D/E レシオ0.9倍以内」の財務健全性を維持しつつ、資本効率を「ROIC 7.0%」まで高めていきます。これを達成するための重点戦略として、吉野家事業、はなまる事業、海外事業の各既存セグメントで、量的拡大と収益力強化に向けた『変身』を図るとともに、新たな柱と位置付けるラーメン事業を中心に、積極展開とインオーガニック投資による『成長』を追求します。
本計画における投資は、5年間で合計1,300億円を見込み、その内訳として、既存事業の基盤投資に100億円、既存事業の成長投資に800億円、インオーガニック投資に400億円の配分を想定しています。その原資として、既存事業の「稼ぐ力」を高め、継続的に安定したフリー・キャッシュ・フローを創出しつつ、キャッシュ・コンバージョン・サイクルの改善と、レバレッジファイナンスの戦略的活用を進めていきます。そして株主の皆様への還元については、業績の向上に伴い、配当水準の段階的引き上げを行う考えです。
株主・投資家の皆様におかれましては、当社グループの『変身』と『成長』にご注目いただき、引き続き長期のご支援を賜りますようお願い申し上げます。