トップメッセージ
持続可能な社会に向けたサステナビリティ経営
当社グループは、経営理念「For the People ~すべては人々のために~」に基づき、社会のニーズを満たし、人々の幸せに貢献する企業を目指しています。地球環境の変化や社会課題が深刻さを増す中、サステナビリティを重要な経営テーマの一つと捉え、環境・社会・ガバナンスの視点を重視し、ESG経営を重要な経営テーマとして捉えています。
私たちは、サステナビリティという言葉が広く使われる以前から、事業活動を通じて社会や環境への責任を果たしてきました。例えば、吉野家では1970年代から、牛丼の調理過程で生じる牛脂を油脂として再利用する取り組みを離島の店舗を除く全店舗で行うなど、資源の有効活用や食品ロスの削減に取り組んでいます。こうした考え方は、従業員一人ひとりの意識や行動にも根付いており、現在のさまざまなサステナビリティ活動にも受け継がれています。
現在は、社会環境の変化や社会的要請を踏まえ、「5つのマテリアリティ」をサステナビリティ推進の柱として、さまざまな取組みを進めています。中でも、「ダイバーシティ&インクルージョンを実現し『ひと』の成長と活躍を推進」を重要課題の一つに掲げ、従業員一人ひとりが成長し、能力を最大限に発揮できる環境を整えることが、持続的な企業活動の基盤になると考えています。
環境面では、資源の有効活用や廃棄物の削減に継続的に取り組むとともに、気候変動への対応を重要な経営課題の一つと認識し、TCFD(気候変動関連財務情報開示タスクフォース)に賛同し、その提言に沿った情報開示を行っています。社会面では、栄養豊かで健康・安心・安全な食事の提供を通じて人々の豊かな暮らしを支えるとともに、子どもたちへの食事支援などを進めています。また、地域社会との連携やサプライチェーンにおける責任ある調達体制の構築を通じて、社会からの信頼向上につなげています。ガバナンスの面では、透明性と説明責任を重視した経営体制を整備し、ステークホルダーの皆様との建設的な対話を重ねています。
2025年度から2029年度までの中期経営計画では、戦略実現のための重点領域の一つに「サステナビリティ推進による競争力強化」を掲げました。サステナビリティに関する戦略的かつ継続的な取組みを強化し、競争力の向上につなげ、社会的価値の向上と経済的価値の向上を両立させていきます。
私たちの事業は、多くのステークホルダーの皆様に支えられています。皆様から信頼され、選ばれ続ける企業であるために、社会や環境の変化に真摯に向き合い、一つひとつの取り組みを着実に実行します。そして、事業を通じて生み出す価値を社会へ還元しながら、「For the People ~すべては人々のために~」の想いを未来へつなぎ、持続可能な社会と当社グループの持続的な成長を実現してまいります。
株式会社吉野家ホールディングス
代表取締役社長 成瀨 哲也
代表取締役副社長 小澤 典裕