私たちは、「お取引先との良好な関係を保ち、適正な利潤を得る機会を提供し続けます。」に基づいて行動することをお約束いたします。
お取引先との強いパートナーシップを結ぶために、お取引先の尊重と適正なお取引を基本的な考え方としており、この基本的な考え方に沿って、お取引先との公正かつ自由な競争ならびに透明で適正なお取引をしてまいります。また、お取引先を大切なパートナーとして尊重するとともに、契約に基づく対等な関係を維持してまいります。またお取引先の権利・財産を尊重するとともに、自社の権利・財産の保護に努めてまいります。
当社グループが使用する食材は、各事業において設定した仕入れ基準のもと、公的機関で安全性が確認されたものを選定しています。
新たな食材の導入に際しては、調理段階のリスクを検証した上で食材企画書を作成します。検証は実際に調理を行い、時間経過を追って品質と衛生状態を分析するもので、食品添加物や残留農薬、アレルギー物質、遺伝子組み換え食品の有無なども確認します。こうして作成された企画書をもとに、仕入れ先の産地や工場で生産される食材をチェックしています。
グループ商品本部は、肉、米、卵、野菜、加工品等の原産地や委託先への視察を実施し、安全性を確認します。具体的には、食品加工場での工程管理、最終製品の規格適合、施設設備や従業員の衛生管理などの確認と指導を行っています。
また米や卵については、産地訪問を通じて生産農家とのコミュニケーションを図り、信頼関係を強めることで供給と品質の維持につなげています。政府と輸入商社を通じて調達するはなまるうどん用のオーストラリア産小麦粉についても、現地の小麦栽培農家への啓蒙活動を行っています。
当社グループにおいてテクノロジーの活用は、競合他社に対する差別化戦略の重要な要素の一つであり、お客様の利便性向上と従業員の業務負担軽減・効率改善をもたらし、さらには環境保全などサスティナビリティの確保にもつながる重要な要素です。
グループ内に蓄積してきたノウハウのみに拠らず、外部の専門的・先進的な知見を積極的に導入しながら、これからの外食産業に求められるイノベーションを起こすべく、新たな価値を共創していきます。
はなまるは、吉野家とともに宅配サイト「出前館」「Uber Eats」と提携し、一部店舗でデリバリーサービスを提供しています。今後はその導入拡大と並行し、さらに取り組みを発展させたデリバリー専門店舗を展開すべく、2019年11月に「世田谷上馬店」(東京都)を1号店としてオープンしました。
デリバリー店舗は、従来出店が難しかった人気エリアでも狭小物件での出店が可能で、オペレーションがシンプルであるため人材の短期戦力化を図れるなど、多くのメリットがあります。Webサイト経由の受注システムを有効に活用するサービスとして、積極展開を図ります。
吉野家は、お客様のスマートフォンからご注文を事前に受け、店頭でお待たせすることなく、出来立ての商品をご提供する新サービス「スマホオーダー」を2020年2月から開始しました。
「スマホオーダー」は、株式会社 Showcase Gigが開発したモバイルオーダープラットフォーム「O:der(オーダー)」を活用したものです。POSシステムとの連携により、従業員の負荷なくスムーズな商品提供を可能とする「O:der」は、お客様の利便性と店舗の運営効率を同時に高め、デジタル活用による「コンシューマー・ファーストの店舗づくり」を実現します。また、店舗の混雑解消や機会損失の防止にもつながり、来店頻度の増加に寄与します。
吉野家とShowcase Gigは今後、本サービスの機能拡充に加え、新たなデジタル施策により「コンシューマー・ファーストの店舗づくり」をさらに推し進め、吉野家固有の価値として磨き上げてまいります。